クロスフィールドでは、年2回、社員のスキル向上を目的とした社内研修を実施しています。研修委員会による企画運営のもと、社員が持ち回りで講師を務めます。講師は、決められたテーマに基づき、進め方の検討、資料作成、当日の発表に至るまでのタスクを一人(若しくは数人)でこなします。規模は大きくありませんが、1つの“プロジェクト”と言えるでしょう。
今回も、各講師が趣向を凝らして取り組んだ結果、とても有意義な研修となりました!
【研修テーマ&スケジュール】
午前の部(10:00~12:00)
・ IT Service Management
・ ディレクター研修(コンサルタントとして成功するためには)
午後の部(13:10~16:40)
・ 研修委員会研修(問題解決に必要な論理思考)
【研修内容】
■ 午前の部 ① IT Service Management
設楽役員が講師となり、『IT Service Management』をテーマとした研修が行われました。
『IT Service Management』が求められる背景、基本概念等、あまり知識のないメンバーにも分かりやすく丁寧な講義でした。本研修は、資料構成や発表方法においても学ぶべき点が数多くありました。伝えるべき内容が資料に的確に落とし込まれていることは勿論、発表スピードや受講者に語り掛けるような話し方、想定される質問に対する事前準備など、普段のプロジェクトでも大いに参考にすべきポイントが随所に散りばめられた研修でした。
■ 午前の部 ② ディレクター講師研修
『コンサルタントとして成功するためには』というテーマのもと、弊社のディレクター4名が講師となって研修が行われました。
本研修では、ディレクター各人から“コンサルタントの成長に必要なコト”をそれぞれの経験に基づいて講演してもらいました。具体的には、「仕事に対する取組み方とその結果」や「コンサル人生の設計方法」、「具体的な仕事のテクニック(資料作成術、スケジュール管理術 等)」、「最高のパフォーマンスを引出すためのプライベートの過ごし方」等、どれも若手社員にとっては刺激になるとともに、コンサルタントとして成長していくうえで貴重な気づきを与えてくれる内容ばかりでした。また、若手からディレクター陣への質問タイムでは、予定時間を大きく超過するほど活発な意見交換が行われ、クロスフィールドの未来を担う若手コンサルタントにとって非常に有意義な研修になりました。
■ 午後の部 問題解決に必要な論理思考
前半は問題解決をする際の考え方、手順について研修委員会から講義を受けました。人には、それぞれ思考する際の癖というものがあり、その癖によって問題解決に必要な要素を見落としてしまうことがあるとのこと。その穴をふさぐには、自分がその癖を意識して補うことやチームのメンバーから意見をもらうことが重要だという説明に改めて納得させられました。私も自分の思考特性を知り、普段から注意しなければ!と強く誓った次第です。
後半はクリティカルシンキングのフレームワークを利用したグループワークです。今回特徴的だったのはチーム分けです。以前までは各階級を均等に振り分けたチームだったのですが、今回は階級別にチームが分かれました。私は若手チームでしたが、満足のいく結果とはなりませんでした。このグループワークを通じて、自分たち若手と先輩方との間に大きな差があることを改めて思い知らされました。先輩方に少しでも近づくことができるよう、より一層努力しなければ!と肝に銘じたことは言うまでもありません。
【研修委員インタビュー】
◆今回の研修のテーマ、目的を教えてください
今回は若手コンサルタントの育成をテーマとし、先輩社員が新人時代に実践していた事の説明や、日々のプロジェクトワークで応用できる論理的思考の研修を実施しました。
◆今回の研修DAYでこだわったことを教えてください
人前で発言する機会を数多く作りたかったため、講師と受講者間のやり取りや演習問題において、こちらから指名しながら、多くの人に発表してもらえるよう工夫しました。
さらにグループ演習は先輩社員を気にせず発言できるよう役職別グループとし、自身の考えを他人に伝える環境作りにこだわりました。
◆研修DAYを終えての所感と次回への抱負をお願いします
研修DAY当日のグループ演習では、若手コンサルタントチームが先輩社員との差をまざまざと見せつけられる結果となり、役職別グループ分けの成否について皆さんがどのように感じたか、心配していました。
しかし、研修後のアンケートでは、役職別グループについて多くの方から高い評価を受け、若手コンサルタントからも「活発なディスカッションができた」「自身が取組むべき課題が明確になった」等、前向きなコメントをもらいました。
一方「全社員が満足できる研修をして欲しい」「各グループの演習回答を評価して欲しい」等、今後の研修DAYに生かすべきコメントも多数ありました。研修委員会としては、全社員が充実した研修DAYを過ごすことが出来るよう、次回研修DAYも研修テーマや構成をさらに工夫して準備していきたいと思います。
研修委員の皆様インタビューへのご協力ありがとうございました。
次回の研修DAYも楽しみにしています!