研修Day-2024年春 | 【検収】株式会社クロスフィールド

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【CF通信】

研修Day-2024年春

2024.5.16

クロスフィールドでは社内研修制度の1つとして、年に2回(春と秋)、全社員が参加する研修(研修Day)を実施しています。
今回は4/26(金)に「ITインフラ基礎知識」をテーマに実施した研修Dayの模様を福田がお伝えします。
システム導入に関するコンサルティングサービスを提供する機会が多いクロスフィールドにとって、ITインフラは知っておくべき知識である一方で、深く触れる機会はあまりないため、特に若手社員のIT知識の底上げを目的としてこのテーマが選定されました。

 


新入社員紹介

研修の前に、今年の4月に入社した4名の新入社員が紹介されました。入社後1カ月しか経っていませんが堂々と今後の抱負を述べていた姿が印象的で、入社2年目の私としても若手社員同士、切磋琢磨していきたいと感じました。

 

ITインフラ基礎知識研修

研修は外部より講師を招いて行われました。講師の石田様は、SIerでのエンジニアや事業会社での社内SEなど豊富な経験があり、IT企業や通信会社の新人向けに講義される機会も多いとのことでした。私自身、どの程度自分がITインフラについて理解できているのか、力試しをするような心待ちで臨みました。

 

 

 

講義はITインフラとは何か?という前提の説明から始まり、システム構成の基本的な形が紹介されました。昨今では、クラウドが当たり前になっていますが、オンプレミスとクラウドと対比して説明がなされました。クラウドとはユーザがネットワークを通じてサーバが提供するサービスを利用する形態のことです。クラウドの代表的な種類として、SaaS(Software as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)の3つが紹介されました。SaaSはソフトウェアのサービスであるためプロジェクトワークでも触れる機会が多いクラウドサービスです。IaaSやPaaSは少々馴染みがないものだと思いますが、私が関わっていたクライアントでもPaaS型のアプリケーション開発プラットフォームを整備していたため、イメージすることができました。代表的なサービスとして、Azure(Microsoft Azure)やAWS(Amazon Web Services)、GCP(Google Cloud Platform)を例にして説明いただきました。

 

講師の方も一方的に説明するだけでなく、社員に考えさせる時間を設けたり、考えを発表させる機会を設けたりと、全体を巻き込みながら講義が進みました。

 

昼食を挟み、午後からはセキュリティについての講義となりました。情報セキュリティにおける主要な脅威とその対策について聞きました。その中でも印象に残ったのは、外部からの社内LANへの不正アクセスを防ぐための対策として、社内LANと外部ネットワークの間にDMZ(非武装地帯、DeMilitarized Zone)を設けるという点です。もし公開サーバが乗っ取られても社内LANへのアクセスを防ぐというのを図解的に理解でき、セキュリティ脅威と対策を紐づけて理解する必要性を感じました。企業のセキュリティ方針を理解したうえで、企業によって異なる要件に基づいて環境を構築する必要がある点は、業務プロセスを深く理解し、企業の要件に応える必要があるソフトウェアの開発にも共通することだと感じました。

 

 

 

講義を通して、今日ではWebサービスやアプリケーションのUI(ユーザインタフェイス)が進歩しているため、それに隠れた土台の仕組みについて考える機会が減っている、という講師の方の推察が心に残っています。
私自身、今回の講義でITインフラに関するこれまでの知識不足を実感しましたが、それと同時にこの機会でITインフラについて幅広く知ることができました。今後ソフトウェアシステムの議論をする際も、その背後のITインフラがどのような構成になっているのか意識しながら検討を進められるだけでなく、IT人材としての教養を深めることができ、非常に有益な研修になりました。

プロジェクト報告

 

 

研修終了後、先月をもってクローズしたプロジェクトの報告が実施されました。クロスフィールドとしてこれまでにない規模で多くの社員が携わるグローバルプロジェクトであったため、プロジェクトにアサインされた7名の社員がグローバルプロジェクトならではのエピソードや教訓について発表しました。
プロジェクトでの日々の経験をコンサルタントとして高い視座からの学びに変え、発表していた姿が印象的でした。私もこのプロジェクトに携わっており、2023年入社のメンバとしてプロジェクトについての振り返りと新入社員へのメッセージを発表しました。全社員の前で発表する機会はこれまで殆どなかったため緊張しましたが、入社後1年間で感じたことを自分の言葉で発表でき、良い経験になったと思います。

 


 

今回はITの基礎知識に焦点を当てた研修でしたが、今後若手社員がITの専門性を高めていくうえで、重要な基礎固めの一環になったと思います。また、経験豊富な社員にとっても、基本に立ち返って自らの理解を確かめる良い機会になったのではないでしょうか。クロスフィールドでは、今後も研修を通してコンサルタントのレベルアップに励んでいきます。