月17日(金)に、全コンサルタントを対象とした1日研修(以降、研修DAY)を行いました。
今回は、以下の方にお集まりいただき、当日の様子についてお話を伺いました。
(参加者)
代表取締役 磯貝(受講者)
シニアマネジャー 矢田(講師:IFRS研究)
マネジャー 谷口(研修委員)
コンサルタント 大嶋(受講者)
(聞き手)
シニアコンサルタント 幸
■ 研修DAYのテーマを教えて下さい
<谷口>
今年度の社内研修は、「ビジネスベーシックスキル(ロジカルシンキングやドキュメンテーション等)向上」と「プロジェクトワーク(実務)から得た知見の共有」を目的として年間スケジュールを策定しました。
そのため、専門知識の共有を中心としていた昨年度の研修DAYとは趣向を変えて、プロジェクト紹介やロジカルシンキングに関する講義を増やしました。
【アジェンダ】
(午前)
プロジェクト紹介(1時間×3コマ
・売上管理システム構築プロジェクト(出版業)
・管理会計システム構築プロジェクト(不動産業)
・決算期変更プロジェクト(製造業)
(午後)
ロジカルシンキング(1.5時間)
IFRS研究会:活動報告(1.5時間)
消費税増税について(1時間)
<矢田>
講義形式だけでなく、グループワーク(ロジカルシンキング)があったのが新鮮でしたね。
<磯貝>
消費税増税も、旬なテーマで、日々の業務に活かせる内容だったと思います。
■ 印象に残った講義はどれですか?
<大嶋>
私はロジカルシンキングが印象的でした。お昼休み明けの眠たくなる時間帯に頭を働かせるのは少し大変でしたが…。演習の時間が短かったのですが、マネジャー層がリードしてくれたので、なんとか論理をまとめて結論までたどり着けました。
<矢田>
たしかに時間が少し短かった(笑)
<磯貝>
役員はグループワークには参加しなかったのですが、短い時間の中でもそれぞれうまくまとめているように感じました。今回はどのチームも同じような結論になってしまいましたが、次回は演習の時間を増やして、一定の前提条件をおいた上で、個性的な結論を出すチームが出てくると面白いですね。
<谷口>
プロジェクト紹介の中では、不動産業のプロジェクトが面白かったです。プロジェクトでのノウハウだけでなく、業界事情を分かりやすく説明してくれました。
<矢田>
土地利用者だけでなく、権利保持者の視点からの説明もあって興味深かったです。
<磯貝>
「直接移転売買」や「底地」といった専門用語は、他の仕事では使わないですよね。不動産業のプロジェクトは私も参画していたのですが、初めは業界知識習得のためにだいぶ勉強しました。新しい業界に参画し、その業界特有のビジネスモデルを理解した上で、管理の仕組みを構築するというのは、自分自身も楽しいし、コンサルタントとしてやりがいのある仕事ですね。
■ 今回、IFRS研究会からの活動報告がありましたが、準備作業はどのように行ったのですか?
<矢田>
今年度からIFRS研究会という勉強会を発足し、月2回程度のペースで基準の読み合わせや解釈についての議論を行っています。まずは収益をテーマとしたのですが、6ヶ月の予定が8ヶ月程度かかりました。今回の研修DAYでは、この研究結果を取り纏めて報告しました。資料作成は早くから行っていたのですが、会計知識がないと理解できない資料になっていることが直前に分かり、足立さん(IFRS研究会メンバー)と二人であわてて修正をしました。
■ IFRS研究会のときは、役員陣からの質問が多かったですね。
<矢田>
カスタマー・ロイヤリティ・プログラムの仕訳例について質問を受けました。こちらはまだ明確な基準も発表されておらず、対象から外そうかという話もあったのですが…。他のテーマとあわせて対象に加えたところ、案の定質問が出てしまった(笑)
<磯貝>
役員陣は日ごろから課題認識をもっているところだったので、多くの質問が出たのだと思います。そういった意味では、本当はマネジャーやコンサルタントからもたくさんの質問が出るといいですね。あまり大きな組織でもないので、遠慮せずに積極的に発言して、多くのことを吸収していって欲しいです。
■ 来年度以降も研修DAYは続けるのでしょうか?
<磯貝>
具体的なことは決まっていませんが、数少ない全社イベントの1つなので来年度も開催したいと考えています。プロジェクトワークとの調整が不可欠なので、日程は早めに決めたいですね。
研修DAYの雰囲気、伝わりましたでしょうか?
なお、研修DAY当日は懇親会も開かれました。中には、朝までカラオケしていたメンバーもいたそうです。。。
座談会参加者のみなさま、ご協力ありがとうございました。