クロスフィールド社員の一日をご紹介する本連載の4回目。今回は、前回ご紹介したグローバル基幹システム刷新プロジェクトのファイナンスチームに参画するコンサルタントメンバーを率いるシニアマネジャーの一日をご紹介します。(第3回目はコチラ から)
第4回:シニアマネジャーの一日
Corporate Finance領域全体のリード補佐。マルチベンダー体制のチームにおいて、全体マネジメントを実施するほか、グローバルサイドのクライアントメンバーとコミュニケーションをとり、領域全体レベルでの調整を実施する役割を担っています。
9:00 メール/Teams/ToDoチェック
現在のプロジェクトはグローバルプロジェクトのため、日本の終業後にグローバルメンバーから連絡が入ることが多々あります。プロジェクトでの役割上、チームメンバーに大きな影響を与える連絡が入ることも多いので、毎朝メールとプロジェクトのTeamsのチェックを日課にしています。その後、メール/Teamsから入手した新規ToDoと前日に棚卸したToDoを合わせて、プライオリティの見直しと、当日の必達タスクを確認します。
9:30 チームメンバーとのコミュニケーション
基本的にテレワークのプロジェクトのため、メンバー間のコミュニケーションがスムーズにとれないリスクがあります。そこで、緊密なコミュニケーションにより作業のポテンヒットや認識齟齬等を防止する意図で、毎朝内部定例を実施しています。
週に1日はチームでの内部定例の後に個人別の1:1ミーティングを実施しています。1:1では主にメンバーが困っていることや悩んでいることを聞き、どうすれば解決しそうか、をざっくばらんに話しています。この内部コミュニケーションの時間は自身にとってチームとしての意識を高める重要な時間である他、メンバーが心身ともに健康で前向きにプロジェクトに取り組めているかを確認するために非常に大事な時間です。
10:30 午後のミーティング準備
ほぼ毎日15:00から最長19:00頃までグローバルサイドのメンバーとのミーティングがあり、そのための準備は大体午前中に行います。資料を読み込み、論点の整理やQAの洗い出し等を実施します。
12:00 お昼休み
基本的に食べることが好きなので昼休みを楽しみにしています。テレワークの際は自宅周辺のあまりバラエティがない中から選択するのですが、出社した際は何を食べようか悩みます(本日はおいしい蟹ラーメンをいただきました!)。
13:00 自身の作業実施
お昼休み後は比較的打ち合わせがないことが多いため、自分の作業は一気に午後の2時間くらいで片づけます。何か資料を作っているというより、どちらかというと溜まったメールへの返信や、別のメンバーが作成した資料のレビューをしていることが多いです。日本語のメールであれば読むのも返信するのもあまり時間がかかりませんが、英語のメールだと全般的に時間がかかります。ここを早めることが一日の作業効率に影響を与えるため、英語力の強化が必要です。
15:00 グローバルメンバーとのミーティング
時差の関係上、15:00~19:00がグローバルサイドのメンバーとコミュニケーションを取るためのコアタイムです。この時間中に将来の業務プロセスに関する要件定義等の打合せを行うほか、プロジェクトのリードクラスのメンバーと全体的な進め方や、国内メンバーとグローバルメンバーの役割分担、各種調整を実施します。私自身のプロジェクトでの役割において非常に重要な時間です。相手に配慮することは忘れないようにしつつ、遠慮なく国内サイドの主張をぶつけます。タフな状況も多いですが、やりがいを感じる楽しい時間です。
19:00 タスクの棚卸/メールチェック
一日を振り返り、やり残した作業の棚卸、新規ToDoの状況を確認します。翌日朝のチェックで漏れないように、確認結果はToDoリストに更新します。その後、当日中に返信しなければいけないメールが残っていないかを確認します。
19:30 終業
しっかり休んでリフレッシュするのも仕事のうち。残業は最低限にとどめ、仕事を切り上げます。終業後は家族と趣味の時間。家族と食事を取るほか、子供とお風呂に入ったり、趣味の筋トレ、ギターを楽しんだりして過ごします。今日もお疲れ様でした!
プロジェクトワークにおいて心掛けていること
①. 動じない
グローバルサイドのプロジェクトメンバとは仕事に対する価値観や文化、コミュニケーションの取り方、プロジェクトの進め方など、いろいろな部分で日本人のそれとは違います。いろいろなことが日々起きますが、何が起きても動じず、腰を据えてプロジェクトに臨むようにしています。
②. 配慮はするけど遠慮はしない
現在のプロジェクトはグローバル/国内合計で800名超が参画している大きなプロジェクトです。私自身が関与する人はその中の100名程度ではありますが、100名とはいえ国籍、年齢、性別、居住地、キャリア、プロジェクトにおける立場等、様々なものが違います。そのように多様性がある環境下ではあるものの、自らが主張しなければいけないことは主張する必要があるため、相対する人への配慮は忘れないようにしつつも、遠慮せずに接することを意識しています。
③. 楽しむ
私自身、初のグローバルプロジェクトでありかつ久々のビッグプロジェクトのため、日々の仕事を楽しみたいと思っています。
チームメンバーへの期待
今後、多くのプロジェクトがグローバルプロジェクトになることが予想されます。その意味で現プロジェクトはチームメンバーそれぞれのコンサルティングフィールドをグローバルレベルのものに広げる絶好の機会であり、コンサルタントとしてのキャリアにとって非常に重要なプロジェクトになると思っています。コミュニケーションが英語であることだけでなく、規模や多様性に起因していろいろと大変なことがあると思いますが、すべてを成長の機会ととらえ、前向きに、楽しく日々の仕事に取り組んでもらい、コンサルタントとしての成長をつかんでもらいたいと思います。
クロスフィールドの魅力
チームワークの良さです。大きな会社ではない分、社員間の距離が近くよいリレーションシップが築けているほか、会社として価値観もしっかりと共有できていると思いますので、チームワークが良くチームとしてのパフォーマンスが高いと思っています。プロジェクト成功にはチームワークが肝要ですが、CFはその点が会社として担保できていると思っています。