経営戦略の実行を具現化し、かつシステム制約にも対応した原価管理制度を導入
事例紹介Works
【事例紹介】
原価管理制度導入プロジェクト
経営管理強化
プロジェクト課題、背景
クライアントは、システムベンダーを起用して生産・販売管理システムの導入プロジェクトを進めていましたが、要件定義フェーズが終わる段階になって製造業の要である原価管理関連の検討が不十分であることが判明し、プロジェクトの重大懸念事項となっていました。クライアントは、早急な対応強化を図るため、外部コンサルの起用を決定し、クロスフィールドがプロジェクトに参画しました。
提案、進め方
- プロジェクトの全体スケジュールを最小限に留めるという制約がある中、まず、各工場の設備や生産現場の実地調査を行い、現状の生産管理方法、原価計算方式を把握するとともに、現行制度の問題点、改善すべき課題を抽出しました。これらをインプットとし、かつクライアントの経営戦略との整合性に留意して新たな原価管理方針を策定しました。
- 更に、新しい方針に基づいた原価管理制度の設計を行いましたが、その際には導入システムの機能制約を勘案し、システムベンダーと十分な意思疎通を図ることで、手戻りや過度な追加開発が生じないよう配慮しました。
- クロスフィールドは、方針策定だけではなく、システム機能の要件定義、設計レビュー、テストといったシステム開発関連タスクから、業務運用マニュアルの作成、および原価管理講習会の実施など、定着化へ向けた活動に至るまで、一貫してプロジェクトをサポートしました。
効果
- 経営戦略に適合した実践的な原価管理制度の導入
- 単に原価計算システムを導入するのではなく、中長期の経営戦略と適合させつつ、現場における継続的な運用にも耐えられる、実践的な原価管理制度を再構築しました。
- 新制度のスムーズな運用開始の実現
- 方針策定だけではなく、システム開発関連タスクから、制度導入後の定着化に向けた支援まで、一貫してクロスフィールドが携わることで、絵に描いた餅に終わることなく新制度のスムーズな運用開始が実現できました。