研修Day-2022年秋 | 【検収】株式会社クロスフィールド

採用情報Career


【CF通信】

研修Day-2022年秋

2022.11.21

クロスフィールドでは社内研修制度の1つとして、年に2回(春と秋)、全社員が参加する研修(研修Day)を実施しています。

 


 

今回は10/28(金)に「設計技法基礎~開発工程の重要ポイントを抑える~」をテーマに実施した研修Dayの模様をお伝えします。

 

研修Dayリポートをお伝えする前に。。。
今回の研修テーマ選定理由について、研修委員長の宮原さんにご説明いただきました。

 

宮原:
「システム開発プロジェクトにおいてシステムベンダが担当するタスクの中身を実体験することを目的として、本テーマを選定しました。特に若手メンバが開発業務の勘所を掴み、ベンダの業務を理解した上でプロジェクトマネジメントを行うことで、クライアントに提供するサービスのレベルがより高まることを期待しています。」

 

 

午前の部は、“品質”をキーワードに「そもそも品質とは何か」を正しく理解するための講義からスタートです。
「一口に品質といっても、顧客によってその捉え方が異なり、高い品質を実現するには不具合の数を減らすだけではなく、顧客と意思疎通を図りながら要件の充足を確認することが極めて重要」 
― わかっていたようでも、改めてその重要性を認識する機会となりました。

 

講義途中からはグループセッションです。
参加者がいくつかのグループに分かれ、“製品・サービスの品質不良が原因で発生したトラブルにより、損害賠償など企業活動にどのような影響が生じるか、また、その防止策としてどのような対策が考えられるか”というかなり重たいテーマについてディスカッションし、若手社員がグループ代表として討議結果をプレゼンしました。各発表者は最近の個人的なニュースの紹介を講師から突然リクエストされ、うろたえながらも身近な出来事も交えてグループワークの内容を発表しました。中には会場を笑いに包む場面もあり、グループワークには真面目に取り組みつつも和やかな雰囲気で午前の研修は終了です。

 

 

午後の部は、伝統的システム開発手法であるウォーターフォール型開発を例に、システムベンダが各工程で実施するタスクや実際のドキュメント等を確認するとともに、 “品質”を担保するための重要タスクである“レビュー”や“テスト”について理解を深めました。
また、グループワークでは「レビューを行う際に工夫している点、苦労している点とその対応策」をテーマに活発な意見交換が行われました。若手社員は実際の業務で手ごたえを感じている点や苦労している点を発表し、一方、役員やマネジャーなどのベテラン社員はプロジェクトでどのようなことを意識して仕事を進めているか、具体的事例を紹介しながら説明しました。若手社員にとっては、物事を多角的に考える気付きが得られるとともに、プロジェクト現場での実践的な取組を感じられるグループワークとなったようです。

 

研修の最後には、実際に手を動かすグループワークとして、キッチンタイマーの状態遷移図の作成にチャレンジしました。

 

・キッチンタイマーの初期状態(0:00)から“MIN(分)”や“SEC(秒)”のボタンを押すと1:00または0:01とタイマーのカウントがセットされる
・”START/STOP“のボタンを押すとカウントダウンが始まる
・“MIN”と“SEC”を同時に押すとタイマーが0:00の初期状態に戻る
という普段何気なく行うボタン操作を一つずつ確認しながら状態の変化を可視化することでキッチンタイマーの挙動を網羅的に整理するという課題です。

 

あるグループでは、タイマーの秒数を画面表示上の限界である99:59に設定し更に“SEC”を押すと、タイマーの画面表示は0:00に戻るがカウントダウンは100:00としてスタートする、という現象(バグ?)を発見しました。
キッチンタイマーではエラーになりませんでしたが、ビジネスシーンで利用されるシステムではこうした予期せぬ入力パターンがシステムエラーを引き起こし、その結果として業務停止という事態を引き起こすようなリスクもあり、網羅的にテストパターンを洗い出すことの重要性を改めて認識することができました。

 

 

システム開発の現場では、テストパターンを漏れなく洗い出す際や不具合の発生場所を確認する際に、この状態遷移図が役に立つという気付きを得られ、非常に有意義なグループワークとなりました。

 


 

今回は、日々のプロジェクトワークで触れる機会の多い身近なテーマを取り上げた研修でした。しかしながら、システムベンダがどのように設計書やテスト報告書を作成しているのかを実際にプロジェクト現場で知ることはなかなか難しいため、若手社員にとっては、システムベンダの業務を知るうえで貴重な機会となったようです。今後、プロジェクトの現場でも十分活かせる内容だったと思います。
経験豊富なマネジャークラスの社員にとっては、研修自体は既知の内容がほとんどだったと思いますが、改めてプロジェクトやシステムの“品質”に対する考え方を再認識するきっかけとなったのではないでしょうか。