研修Day-2023年春 | 【検収】株式会社クロスフィールド

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【CF通信】

研修Day-2023年春

2023.5.8

クロスフィールドでは社内研修制度の1つとして、年に2回(春と秋)、全社員が参加する「研修Day」を実施しています。
今回は、プロジェクトマネジメント協会(PMI)日本支部にて元事務局長を歴任された永谷様による「プロジェクトマネジメント」の講義と弊社が支援した基幹システム導入プロジェクト報告の2テーマで実施しました。当日の模様を前半は臼杵、後半は世永のリポートでお伝えします。

 


■新入社員/中途社員紹介

研修を開始する前に、この4月からクロスフィールドに入社した新入社員2名と中途社員3名の自己紹介がありました。
それぞれ若干緊張した面持ちでしたが、スピーチの後は温かい拍手に包まれ、新しい仲間が加わったことに社員一同、喜びを感じています。

 

 

■プロジェクトマネジメント研修

今回の研修では「①プロジェクトマネジメントを実践する上で必要な基本事項について、PMBOKを通じて改めて体系的に理解する」ことと、「②その中でもコミュニケーションマネジメントにおいて重要となるステークホルダー管理について理解を深める」ことを目的に本テーマを取り上げています。

 

プロジェクトにおいて期限や予算といった制約がある中で予定通りに遂行していくために計画を立てたり、実務を管理したりするプロジェクトマネジメントは非常に重要であり、そのプロジェクトマネジメントに関する知識を体系的にまとめた「PMBOK(Project Management Body of Knowledge)」が世界的標準として浸透しています。
私自身も実務を遂行する中でPMBOKに立ち返ることはもはや常であり特に近年は大規模プロジェクトに携わっている中で多くの利害関係者と様々な調整・協議を重ねる場面も増え、ステークホルダーとのコミュニケーションの重要性を肌身に感じながら様々なプロジェクトでのマネジメント支援を行っていますが、研修といった形での学習は数年ぶりでしたので今回の研修テーマに期待を持って参加しました。
一方で、春の研修は今年度入社したばかりのメンバも参加しており、初めて触れる領域としては非常に難解かつ重厚なものであることから、約半日という限られた時間でどこまで深耕した内容となるのか、多少の心配もありながら講義がスタートしました。

 

まず、「プロジェクトとは?」、「PMBOKとは?」という基本的な定義の説明に続き、日常生活の中での活動をプロジェクト例として取り上げ、各チームで考えさせるなど、飽きさせることなく、かつ理解を深めていく形で講義は進んでいきました。
講師のテンポが良くわかりやすい説明に対して、きちんとメモを取る若手社員の姿や、相槌を打ちながら聞く中堅社員の姿など、皆が真剣に講義を受けている雰囲気が感じられました。

 

 

昼食を挟んで、午後からは「ステークホルダー・マネジメント」を中心としたケーススタディにチーム単位で取り組みました。
各チームでは、先輩社員がファシリテートを行ったり考えるヒントを提示するなどして、新入社員や若手社員が積極的に発言できる機会を設けたり、発表に向けた取りまとめをサポートしたりする姿が見られました。最終発表では各チームのコンサルタントクラスのメンバが緊張しつつも、堂々と発表する姿を見せてくれました。

 

 

今回はPMBOKの第6版がベースとされており数百ページに渡るハウツーを集約した内容でしたが、若手社員にとっては全体像を理解しやすい形になっていたのではないかと思います。私自身にとってもプロジェクトマネジャーとしてコンサルティングサービスを提供する中で、その役割やステークホルダーとの関わり方を改めて再認識することができた非常に有益な研修内容でした。

 

■プロジェクト報告

永谷様の研修終了後、弊社中堅社員による基幹システム導入プロジェクトの報告を実施しました。
まずはクライアントの基本情報やプロジェクトの目的、クロスフィールドが参画した時期や役割といったプロジェクトの概要説明から報告は始まりました。
本プロジェクトは、業界特有の商習慣や事業部ごとに個別最適化された業務を考慮しつつ、システム要件定義を進めることが求められたものであり、非常に難易度の高いプロジェクトであっただろうと想像できました。

 

 

プロジェクト概要の説明後、実際にプロジェクトを進める中で手応えを感じた点や、反対に次の機会に活かすべき反省点などをまとめ、最後に本プロジェクトの担当役員より総括のコメントをもらい、終了となりました。
約4年間と長期に渡り支援を続けた今回のプロジェクト報告は、特に若手社員にとって、クライアントとどのように対話するべきか、自分たちのプロジェクトワークに活かせるナレッジとして蓄積されたのではないでしょうか。

 


 

「研修Day」は、弊社内で組成する研修委員会が中心となって企画・運営をしていますが、クロスフィールドメンバが学びたいことや取り上げて欲しいテーマを募集するなど、プロジェクト現場で今まさに必要とされている知識、情報が取り上げられています。
このような機会を存分に活用しながら、自身のコンサルティングスキルを向上させ、クライアントにとって価値あるサービスの提供に繋げていきたいと思います。