今回は、クロスフィールドで実施している新入社員研修についてご紹介します。
クロスフィールドでは新入社員向けの研修を4月から約1か月半の期間を設け実施しています。
昨年度は新型コロナの影響によりオンラインでの研修を試みましたが、講師側から新人社員の反応や進捗が見えづらいなどの課題があがりました。筆者も昨年度は新入社員として研修に参加しましたが、講師の方や同期社員とのコミュニケーションの面などで苦労した印象が残っています。
昨年度の経験を踏まえ、新入社員への手厚い研修体制の構築は必須であると考えた結果、今年度はコロナ対策を万全に期したうえで、外苑前の自社オフィスにて対面で実施することとなりました。
クロスフィールドの新入社員研修は大きく以下の3種類に分けられます。
・ストリーミング配信サービスの研修動画を利用した講義
・クロスフィールドの社員がオリジナルで教材を作成して実施する講義
・講義で学んだことを活かして取り組む課題演習
上記の研修に加え別途自習の時間も設けられており、講義内容の振り返りや弊社ポータルサイトにある過去のプロジェクト資料、及びオフィスに揃えられた様々な参考書等を活用しながら、各自が必要だと感じる分野の学習に充てることができます。
新入社員研修の講師は全てクロスフィールドの先輩社員で、実際のプロジェクト経験に基づいた実践的な内容となっています。先輩社員と新入社員との間のコミュニケーションを厚くできる点や、研修後のフォローアップがしやすい点においても、大きなメリットがあるため、この形式で実施しています。
新入社員研修の具体的な講義内容は以下の通りです。
カリキュラム
・ビジネスマナー研修…社会人としての言葉遣いや名刺交換、ビジネスメール作成などの講義
・OA(OfficeAutmation)スキル研修…業務上使用することが多いビジネスアプリケーション(Excel、PowerPoint、Word)の基本的な機能、利用方法についての講義
・ヒューマンスキル研修…ロジカルシンキング、コミュニケーションなどビジネスの場で必要とされるスキルに関する講義
・実務研修…経理、財務、税務、システム、プロジェクト管理などコンサルタントとして必要な業務領域についての講義
実際に研修を受けた感想について、新人社員3名にインタビューを実施したのでご紹介します。
Q. 研修が始まり2週間ほど経過しましたが、印象に残っている講義とその理由を教えてください。
A. PowerPointやExcelなどのビジネスアプリケーションについての講義が特に印象に残っています。機能や操作方法のレクチャーのみでなく、実際に先輩方が作成した資料を基に実務的なポイントを踏まえた講義内容となっており、私が学生時代に作成していた資料との違いに驚くとともに、先輩方のようにわかりやすい資料が作成できるように取り組んでいきたいと思いました。
A. プレゼンスの講義において、どの様に振舞えばコンサルタントとしてのプレゼンスを高めることができ、クライアントから評価されるかを学びましたが、講義内での「コンサルタントは自分自身がサービスである」という磯貝社長からの言葉が特に印象に残っています。
Q. 研修を通じて得られたものや苦労している点を教えてください
A. ビジネスマナー研修での名刺交換では、同期との実践にも関わらずとても緊張し、スムーズに進めることができませんでした。実際にOJTなどでクライアントの方と名刺交換する際はしっかりと実践できるよう、研修内容の復習をしていきたいと思います。
A. 経理、財務、税務、購買管理や生産管理などについては学生時代で学んでこなかった分野であり、この研修期間で日々新しい情報・知識を理解し吸収するのに苦労していますが、業務で必要な基礎知識が着実に身についてきていると感じています。
新入社員研修は社会人として必要なビジネス知識やスキルを身に着けることを目的としています。コンサルタントとして求められる知識の領域は幅広いですが、実務に基づいた本研修を受講することにより、知識の必要性を感じ、より深く理解できると思います。
研修で学んだことをプロジェクト現場で存分に発揮できるよう、残りの研修もしっかりと取り組んで欲しいと思います。