システム導入を成功させるポイント ~ITサービスマネジメントツール~ | 【検収】株式会社クロスフィールド

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【レポート】

システム導入を成功させるポイント ~ITサービスマネジメントツール~

2018.04.26

システム導入・DX推進

連載シリーズの3回目までは、経理財務を支援するシステムについて述べてきたが、本レポートでは少々目先をかえて、ITサービスマネジメント(以下、ITSM)を支援するツール(=システム)の概要と導入上のポイントを紹介していきたい。

ITSMとは、事業部門が事業運営で利用する業務アプリケーションやデバイス/インフラ設備等について、サービスの安定的な提供と継続的な改善を管理する手法である。
最近のITの技術的進歩は目まぐるしく、SaaSによる業務アプリケーションサービス、IoT、AI等のサービスや技術が数多く登場している。事業部門がこれらのIT技術の積極的な活用による事業展開や効率化を推進している昨今において、情報システム部門は、事業部門からのニーズに基づいて、世に出ている数々のサービスや技術から最適なものを選び、迅速に利用できる状態を実現することが求められている。かたや、既に運用しているシステムの(障害のない)安定的な稼働を担保しつつ、サービス品質向上への取り組みや、さらには情報漏洩やランサムウェア等に対する高度なセキュリティ対策等も要求されており、情報システム部門が対応すべき範囲は相当に広くなっている。
ITSMはIT関係者が本来やるべき事を体系化したものであり、事業部門からの多種多様なIT活用ニーズに迅速に応えるための体制やプロセスを構築することを狙いとしている。そして、さらにはツールを活用してITSMを効果的に実践する時代が到来してきているのである。

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